屈指の変則バッティングフォーム列伝

スイング

プロ野球にはたくさんのスター選手が在籍し、華々しいプレーでファンを楽しませてくれます。
しかし、お気に入りの選手がいても打者であれば3割の打率を残せれば優秀と認められる世界で、好きな打者の魅力を見に行った試合で目の当たりに出来るかは運によるところもあるでしょう!

バッターボックスに入るだけでスタンドがどよめく選手、というものは少なからずいるもので、その構えを見られればひとつ思い出を持って家に帰れることでしょう。是非注目して欲しい変則バッティングフォームの選手を紹介します。

まず、阪神タイガースの内野手、上本博紀選手です。内野を複数ポジション守れる守備だけでなく、チームを盛り上げるキャプテンシー、端正なルックスなど見所の多い選手ですが、勝負強いバッティングを支えるバッティングフォームが普通ではないのです。
バットをピッチャーの側に傾け、膝を曲げて身体を低くためるとレベルスイングで振り抜く、と書くと伝わりづらいのですがクネクネとした独特のタイミングの取り方も手伝って、異様な構えであると野球に詳しくないひとにも分かる、といいます。
これで3割前後を打てるというのですから驚きです。

また、読売ジャイアンツに新加入した中島裕之選手も変則バッティングフォームの使い手です。上半身を捻ったように後ろでためたバットがスッと出て来て外角のボールをさばきます。
なぜかバットを構えた腕が口元を隠し、このために投手に呼吸を気取られないため打てるのだ、と発言したこともあります。

変則バッティングフォームに辿り着くには、常人には考えつかない思考が背景にはあるのでしょう。